丹後視力障害者福祉センター(あい丹後) 図書だより 第246号(令和6年10月1日〜11月30日) あい丹後からのお知らせ 1)年末年始の休館について あい丹後は、12月28日(土曜日)から1月5日(日曜日)まで休館させていただきます。年明けは1月6日(月曜日)から通常通り開館いたします。 みなさまにはご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 2)『令和5年度デイジー図書目録』のデイジー版が完成しました。 令和5年度にあい丹後が製作、または寄贈により所蔵したデイジー図書目録のデイジー版を製作しました。ご希望の方に郵送しますので、ご連絡ください。こちらは返却不要です。 また、送料実費をご負担の上で、墨字版も郵送可能です。 3)図書だより あい丹後が製作・寄贈などにより新たに所蔵した新刊図書を二か月毎の偶数月に紹介しています。この『図書だより』は、点字版・デイジー版のほか、メール送信によるメール版があります。また、あい丹後のホームページでもPDF版とテキスト版を公開しています。 新たなご利用はもちろん、現在ご利用の媒体からの変更、追加などもお気軽にご相談ください。 図書の利用についてのお願い ●一度に貸出できる図書は原則5タイトルまでです。 ●希望者の多い図書は、お待ちいただくことがあります。 ●図書の貸出期間は郵送期間を除く20日間ですが、次にお待ちの方のためにも、特に新刊図書はなるべく早い返却にご協力ください。 ●返却が滞る場合、その後の貸出ができなくなることがありますので、期限内に返却してください。延長を希望される場合は、貸出係までご連絡ください。 ●デイジーをご利用の方は、CDに指紋や傷、ほこり等つかないようにお取り扱いをお願いします。  多くの方に楽しんでいただくため、ご協力をよろしくお願いいたします。 点字図書(16タイトル) 【社会科学】 せんせいあのね 1 〜1年1組かしま教室 ひみつやで 鹿島 和夫(カシマ カズオ)著  むかい さとこ 監修 全2巻 製作:丹後視力障害者福祉センター 毎日詩を書くことで、ものの見方を覚えていく。書き出しは「せんせい、あのね」。子どもたちが話したいこと、疑問に思ったこと、日々のことを先生に伝えた学習ノート「あのね帳」から189作品を抜粋して収録。 百歳の遺言 〜いのちから「教育」を考える 大田 尭(オオタ タカシ)、 中村 桂子(ナカムラ ケイコ)著 全2巻 製作:丹後視力障害者福祉センター 生命の視点から教育を考えてきた大田尭と、生きものの歴史から生命・人間・自然の大切さを学びとってきた中村桂子による対談を収録。教育が自発的な学びを助け、「ひとなる」を目指すことに希望を託す。往復書簡も収録。 【自然科学】 30日で人生がうまくいきだす脳の習慣 岩崎 一郎(イワサキ イチロウ)著 全2巻 製作:丹後視力障害者福祉センター 人が幸せになることに関わっている脳の部位「島皮質」。「お皿洗いでマインドフルネス」など、島皮質を鍛え、脳全体をバランスよく協調的に働かせ、30日で人生が好転する日々の小さな習慣を紹介する。 【技術・工学】 すてきなあなたに 01 〜ポットに一つあなたに一つ 大橋 鎮子(オオハシ シズコ)編著 全3巻 製作:丹後視力障害者福祉センター おいしいもの、おしゃれ、旅先のできごとなど、とびきりすてきなお話を綴ったエッセイ集。1969〜1974年の1月から6月までの章を収録。料理家・高山なおみの解説も掲載。 すてきなあなたに 02 〜スタインベルグの鏡 大橋 鎮子(オオハシ シズコ)編著 全3巻 製作:丹後視力障害者福祉センター おいしいもの、おしゃれ、旅先のできごとなど、とびきりすてきなお話を綴ったエッセイ集。1969〜1974年の7月から12月までの章を収録。デザイナー・皆川明の解説も掲載。 【文学】 こころで辿るさだまさし「いのちの理由」  さだ まさし 著 全1巻 製作:丹後視力障害者福祉センター 案山子、秋桜、主人公、防人の詩……さだまさしの名曲の歌詞をなぞり、物語を辿る。自分の心と人生と向き合う、静かな時間を。さだまさしセレクトの10曲と、それぞれに書き下ろしたエッセイ「歌のつれづれ」+「まさしのつぶやき」16篇を収録 キャラメル工場から 〜佐多稲子傑作短篇集 佐多 稲子(サタ イネコ)著  佐久間 文子(サクマ アヤコ)編 全4巻 製作:丹後視力障害者福祉センター 労働、地下活動、戦争、東京や長崎の町、懐かしい友人たちについて自らの経験をもとに書き続け、昭和を駆け抜けた作家、佐多稲子。その最良の16篇を厳選した文庫オリジナルの短篇選集。 おれに聞くの? 〜異端文学者による人生相談 山下 澄人(ヤマシタ スミト)著 全2巻 製作:丹後視力障害者福祉センター モチベーションを保つには。人が読みたくなる文章とは。他者と共に生きるとは…。芥川賞作家・山下澄人が、生き方、書くこと、人間関係にまつわる悩みに答える。Mond掲載に加筆修正し書籍化。 書くことの不純 角幡 唯介(カクハタ ユウスケ)著 全4巻 製作:丹後視力障害者福祉センター 生死の瀬戸際で、もう一人の自分が囁く「もっと面白くしよう」という誘い。冒険家・角幡唯介が、「書くということ」「生きるということ」の意味を問い直す。『中央公論』連載に加筆・修正。 【児童】 <技術・工学> 水辺のワンダー 〜世界を旅して未来を考えた 橋本 淳司(ハシモト ジュンジ)著 全2巻 製作:日本ライトハウス点字情報技術センター 厚生労働省委託図書 「水と人の暮らし」について、著者が自ら世界を旅して取材、体験したノンフィクション作品。その取材の中で気候変動による影響が、ある時は水の恵みを奪い、またある時は水害による甚大な被害を及ぼしていることが分かってきた。様々な事例から、自分の暮らしと水について何を感じ、考え、そして行動を起こすのか。そのきっかけとなる一冊。 <文学> アンネの日記 〜言葉はどのようにして人を救うのか (NHK「100分de名著」ブックス) 小川 洋子(オガワ ヨウコ)著 全2巻 製作:日本ライトハウス点字情報技術センター 厚生労働省委託図書 苦難の日々を支えたのは、自らが紡いだ「言葉」だった。ドイツからオランダに一家で移り住んだアンネ・フランクは、第二次世界大戦下の1942年、13歳の誕生日に父親から贈られた日記帳に、思春期の揺れる心情と「隠れ家」での困窮生活の実情を彩り豊かに綴った。そこに記された「文学」と呼ぶにふさわしい表現と言葉は、コロナ禍に見舞われ、戦争を目の当たりにした私たちに静かな勇気と確かな希望を与えてくれる。 クーちゃんとぎんがみちゃん 〜ふたりの春夏秋冬 北川 佳奈(キタガワ カナ)作 全1巻 製作:日本ライトハウス点字情報技術センター 厚生労働省委託図書 カカオの町でくらす、板チョコレートのクーちゃんと、仲良しのぎんがみちゃん。春は散歩と贈り物、夏は海水浴、秋は落ち葉を踏みしめて踊り、冬はがらがらを引きに商店街へ。四季を通じてくり広げられる、とろけるような楽しい毎日。ほっこり温かい世界へ誘います。 コトノハ町はきょうもヘンテコ 昼田 弥子(ヒルタ ミツコ)作 全1巻 製作:日本ライトハウス点字情報技術センター 厚生労働省委託図書 レンちゃんは、小学生の女の子。ことばどおりのことが起きちゃう、ヘンテコな町「コトノハ町」に住んでいます。ある日の遠足で山登りに出かけると、「ブハハハ! 」とレンちゃんのひざが笑いだすではありませんか!はずかしくて、足元を穴のあくほど見つめると、地面にぽっかり穴があいて――。ことわざや慣用句から発想を広げた、独創的な世界観。日本語のおもしろさがたっぷりつまった、のびやかな物語です! だいじょうぶくん 魚住 直子(ウオズミ ナオコ)作 全1巻 製作:日本ライトハウス点字情報技術センター 厚生労働省委託図書 新しいクラスになじめない主人公・「そうた」がリサイクルショップで出会ったのは、人と話ができるぬいぐるみの「だいじょうぶくん」。訳があって売られてしまっただいじょうぶくんから、持ち主の「まりちゃん」を一緒に探してほしいとたのまれます。そうたとだいじょうぶくんの、たのしくもスリリングな冒険の物語! ねことわたしのまほうの日 かわしま えつこ 作 全1巻 製作:日本ライトハウス点字情報技術センター 厚生労働省委託図書 2年生なのに、鉄棒の「まえまわりおり」ができない、まい。みんなに笑われるのがいやで、まん丸のお月さまを見ながら「クウになりたいな」とつぶやきます。翌朝、起きると、目の前に自分の顔が! なんと、まいと飼い猫のクウは、満月と黒猫の魔法で、体が入れかわってしまったのです! クウは平気で学校へ行ってしまい、心配したマイはついていき、クウが国語や体育の授業を受けるのを見守ります。クウは鉄棒もできて、まいがほっとしていると、友だちの家の猫のシマが呼びに来ます。なんと、その日はクウの婚約者をめぐる決闘の日だったのです! 相手は気取り屋の猫のピエトロで……。 妖怪コンビニ 店長はイケメンねこ! 令丈 ヒロ子(レイジョウ ヒロコ)作 全1巻 製作:日本ライトハウス点字情報技術センター 厚生労働省委託図書 つまらない日常にサヨナラ! 「妖怪コンビニ」シリーズ第1弾! コンビニクッキングが大好きなアサギは、二週間前に千鳥マンションに引っ越してきたばかり。近所にコンビニは三軒! のはずでしたが…。一見、住宅地のただの空き地。だけど実は、選ばれし者だけに見える不思議なコンビニ。店長は、妖怪ねこ又のうめ也。店員は、ゾンビの氷くんとスライム型妖怪もちこちゃん。そしてやってくるのは…人外さん。 その他の点字資料 丹後視力障害者福祉センター製作(配布していますので返送は不要です。) 点字雑誌 図書だより(新刊図書案内) 第245号 てんてん小町(総合情報誌) 令和6年 秋号 第35号 他館製作 点字雑誌・配布 (配布していますので返送は不要です。) 点字JBニュース (土・日・祝を除く毎日) 製作:日本視覚障害者団体連合 ふれあいらしんばん(隔月刊) 製作:内閣府 点字厚生(隔月刊) 製作:日本視覚障害者団体連合 ワールド・ナウ(年二回) 製作:日本視覚障害者団体連合 点字雑誌・貸出 (1冊を順番に貸出していますので、お手元に届くのが遅くなる場合があります。) 週刊 新世紀 製作:佐賀ライトハウス 鍼灸の世界〜豊桜(ホウオウ)(月刊) 製作:桜雲会(オウウンカイ) 心の糧(月刊) 製作:曹洞宗総務庁 盲導犬情報(年二回) 製作:全国盲導犬施設連合会 コミュニカ(年二回) 製作:全国盲ろう者協会 点字資料 盲ろう者とともに歩む〜全国盲ろう者協会30年史 製作:全国盲ろう者協会 2025(令和7)年 点字カレンダー 製作:乙訓点訳サークル 2025年 点字カレンダー 製作:豊橋ともしび会 2025年 愛の小鳩点字カレンダー 製作:日本テレビ小鳩文化事業団 デイジー図書(29タイトル) 【総記】 読書は鼻歌くらいでちょうどいい 大島 梢絵(オオシマ コズエ)著 4時間29分 製作:丹後視力障害者福祉センター 「無理に1冊読みきらなくていい」「好きな場所から読めばいい」「受賞作品をチェックしてみる」…。これから読書を始めたい人に向けて、本の読み方や選び方、おすすめ本などを紹介する。インスタグラムをもとに書籍化。 【哲学】 私が一番受けたい「いのちの授業」 鈴木 中人(スズキ ナカト)著 4時間40分 製作:丹後視力障害者福祉センター 6歳の長女を小児がんで亡くした体験を通じて、「いのち」「生きる」「家族」「大切なこと」「幸せ」などをみつめる「いのちの授業」を行う著者が、いのちを育むために大切にしたいことなどを綴る。 100歳の壁 〜脳・からだ・心 和田 秀樹(ワダ ヒデキ)著 5時間12分 製作:丹後視力障害者福祉センター 75歳は人生の節目、80代は老いを受け入れる時期。年代別に「生き方を変える」のが長寿のカギ。100歳を迎える「足し算」習慣、長寿を損なう引き算医療、病気別「足し算」健康術などを具体的に紹介する。 【歴史】 ずっと、ずっと帰りを待っていました 〜「沖縄戦」指揮官と遺族の往復書簡 浜田 哲二(ハマダ テツジ)、 浜田 律子(ハマダ リツコ)著 9時間 製作:丹後視力障害者福祉センター 終戦直後、沖縄に散った兵士の家族に届けられた「詫び状」の送り主は、24歳で歩兵大隊を率いた青年将校だった。大隊の戦いの軌跡を辿りながら、亡くなった部下の人となりと、その遺族から届いた手紙を紹介する。 江戸時代のスパイたち 〜泰平の世に暗躍した才人の裏の顔 大橋 義輝(オオハシ ヨシテル)著 5時間21分 製作:丹後視力障害者福祉センター 東洲斎写楽、安藤広重、伊能忠敬、松尾芭蕉…。旅から旅に暮らし、権力者と強いつながりをもった彼らは、傑作をものした裏で情報収集に勤しんでいた!? 人伝で情報が飛び交った時代の、傑物たちの「もうひとつの顔」に迫る。 逆さ歌おばあちゃん九十三歳「人生これからだワ!」 中田 芳子(ナカダ ヨシコ)著 2時間39分 製作:丹後視力障害者福祉センター 人生は還暦から花開く! 特技の逆回転コトバから「逆さ歌」を考案し、TV・ラジオにも出演、活躍する著者が、九十三歳にして毎日向き合う「怖い」死について、真剣に、どこか温かくユーモラスに綴る。 【社会科学】 ヘルシンキ 生活の練習はつづく 朴 沙羅(ボク サラ)著 8時間8分 製作:丹後視力障害者福祉センター ふたりの子どもと北欧へ渡った社会学者による、現地レポート。職場や近所の人づきあい、子どもたちの通う学校や保育園の様子など日本とはわりと違うフィンランドに住み、それぞれの違いを語る。 なぜか話しかけたくなる人、ならない人 有川 真由美(アリカワ マユミ)著 4時間52分 製作:丹後視力障害者福祉センター 「話しかけたくなる人」には、いい人やいい情報が集まって、人生が大きく好転することもある。「話しかけたくなる人」の特徴、「話しかけたくない」をなくす秘訣、どんな人とでもキズナをつくるコツなどを紹介する。 ウトロ・強制立ち退きとの闘い (居住福祉新ブックレット 3) 斎藤 正樹(サイトウ マサキ)著 5時間32分 製作:丹後視力障害者福祉センター 第二次大戦中、朝鮮人労働者の居住地区だった京都府宇治市のウトロ地区は、終戦後も在日朝鮮人コミュニティにとっての「共有財産」であった。強制立ち退き判決など様々な困難を乗り越えた市民運動の奮闘を克明に描く。 【自然科学】 ファーブルと日本人 養老 孟司(ヨウロウ タケシ)、 奥本 大三郎(オクモト ダイサブロウ)著 4時間42分 製作:丹後視力障害者福祉センター 母国フランスよりも日本で親しまれたファーブル。長年の友人である養老孟司と、ファーブル昆虫館館長・奥本大三郎が、ファーブルを切り口に、考え方、教育、生き方、日本人、文化、環境問題、科学について語り尽くす。 笑って健康と幸せをつかむ24の方法 鎌田 實(カマタ ミノル)著 3時間47分 製作:丹後視力障害者福祉センター 家族みんなが健康になるためには、まずは女性が健康になることが大事。ミドルエイジの女性に向けて、人生の下り坂にさしかかっても、笑って健康に生きていく秘訣を伝授する。『婦人之友』連載を加筆し書籍化。 「考えなくていいこと」リスト 〜心がスーッと軽くなる49のヒント 井上 智介(イノウエ トモスケ)著 4時間51分 製作:丹後視力障害者福祉センター 新しいことにチャレンジできない、嫌いな人が身近にいる…考えなくていいことは、どんどん手放そう! 人間関係、職場環境、仕事のことで「考えなくていいこと」の手放し方を具体的に解説する。心を強くする7つの習慣も紹介。 【芸術】 還暦不行届 安野 モヨコ(アンノ モヨコ)著 5時間14分 製作:丹後視力障害者福祉センター きのこを食べられるようになった。少し運動するようになった。家事をやってくれるようになった…。還暦を迎えた夫、鬼才監督・庵野秀明とのおかしくも愛おしいディープな日常を綴る。SNSほか掲載を書籍化。 大谷翔平の社会学 内野 宗治(ウチノ ムネハル)著 10時間28分 製作:丹後視力障害者福祉センター 世界のスーパースター「オオタニ」を日本人は、世界はどう消費しているのか。彼が世界に与えた影響とは。「大谷翔平」という人物を分析しながら、その「社会現象」を通して、日本社会・国際社会について考える。 【言語】 日本語の秘密 川原 繁人(カワハラ シゲト)著 7時間39分 製作:丹後視力障害者福祉センター 歌人、ラッパー、声優、言語学者。彼らはことばとどう向き合っているのか。それを言語学の視点から解釈するとどうなるのか。日本語の魅力とことばの楽しみ方を、4人の「ことば」のプロたちと語り合った対談集。 【文学】 嫉妬と階級の『源氏物語』 大塚 ひかり(オオツカ ヒカリ)著 8時間5分 製作:丹後視力障害者福祉センター 藤原道長のお手つきとなり、その娘の家庭教師となった紫式部。落ちぶれ感を抱えた彼女が書きはじめた物語には、階級社会に渦巻く激しい嫉妬が描かれていた−。源氏物語に秘められたメッセージを読み解く。『新潮』連載を加筆。 浅き縁 (夜叉萬同心 10) 辻堂 魁(ツジドウ カイ)著 8時間39分 製作:丹後視力障害者福祉センター 深川の東、砂村新田で隠居した元同心の惨殺死体が見つかった。隠密廻り同心の萬七蔵は、愛想のよかった隠居に裏の顔があったのではと疑う。遡って33年前、ここで女が荼毘に付されていたことが、まさかの真実につながり…。 嘘つきな彼との話 三羽 省吾(ミツバ ショウゴ)著 5時間44分 製作:丹後視力障害者福祉センター わけあって故郷に背を向け、孤独に生きる20歳の一郎と24歳の辰巳。魂が惹かれ合うように川辺の町で運命的な出会いを果たした「ふぞろいなふたり」に、未来はあるのか−。傷だらけな男たちの〈永遠不滅な絆〉を描いた小説。 金融庁覚醒 〜呟きのDisruptor 江上 剛(エガミ ゴウ)著 13時間8分 製作:丹後視力障害者福祉センター 中学生がツイートした「銀行が危ない」のひと言で、取り付け騒ぎになった弱小地銀。感染症の蔓延で経済状況が逼迫する中、調査を開始した金融庁担当者が見たものは…。予言的金融サスペンス。 ごんぎつね でんでんむしのかなしみ 〜新美南吉傑作選 新美 南吉(ニイミ ナンキチ)著 5時間40分 製作:丹後視力障害者福祉センター 多くの心優しい作品を遺した新美南吉。生きることの淋しさを抱えつつ、それでも歩もうとする勇気を、繊細な感性で描いた傑作童話11編と数編の詩を収録した文庫オリジナル選集。 絶対聖域 (刑事花房京子) 香納 諒一(カノウ リョウイチ)著 7時間51分 製作:丹後視力障害者福祉センター 刑務所に一般市民を招くオープンデイ。元受刑者の首吊り死体が発見された。路頭に迷っての自殺を有力視する刑務官たち。しかし、現場に居合わせた警視庁の花房らは疑問を抱く。刑務官たちは何を守ろうとしているのか−? どうしようもなくさみしい夜に 千加野 あい(チカノ アイ)著 6時間11分 製作:丹後視力障害者福祉センター 高校入学の一週間前、風俗の仕事で一人息子の夏季を養ってきた母が、結婚したいと言い出して…。R−18文学賞友近賞受賞作「今はまだ言えない」など全5編を収録。『小説新潮』等掲載に書下ろしを加えて単行本化。 花いかだ (新川河岸ほろ酔いごよみ 2) 五十嵐 佳子(イガラシ ケイコ)著 8時間4分 製作:丹後視力障害者福祉センター 大女で酒に強く情に厚い麻と、下戸だが人当たりがよく頭が切れる鶴次郎。下り酒問屋、千石屋のふたりには、息子の家出から三十路の恋まで、様々な相談事が持ち込まれ…。新川河岸に巡る季節と人々の心の触れ合いを描く。 羊は安らかに草を食み 宇佐美 まこと(ウサミ マコト)著 13時間37分 製作:丹後視力障害者福祉センター 認知症になった益恵を、二十年来の友人アイと富士子が最後の旅に連れ出した。それは、益恵の人生の足跡を辿る旅。戦争を生き延びた彼女が、生涯隠し通した“秘密”とは? 人間の尊厳を見つめたミステリー。 普請の闇 (おれは一万石 29) 千野 隆司(チノ タカシ)著 5時間48分 製作:丹後視力障害者福祉センター 高岡河岸の発展、〆粕など藩主正紀の指揮のもと、藩士たちの不断の努力によって徐々に回復してきた高岡藩井上家の財政状況。だがそのことが仇となり、洪水によって崩れた深川洲崎の石垣の御手伝普請を命じられ…。 憂鬱探偵 田丸 雅智(タマル マサトモ)著 4時間30分 製作:丹後視力障害者福祉センター 「足を踏まれる」「なかなか料理がこない」「ジャンケンでいつも負ける」「靴下をよくなくす」…。憂鬱な出来事の裏に潜む“秘密”をイヤイヤ暴く、どこか冴えない探偵のショートショート。 きょうはそういう感じじゃない 宮沢 章夫(ミヤザワ アキオ)著 5時間54分 製作:丹後視力障害者福祉センター 食事のとき「中華って感じじゃない」と思ってしまうのはなぜか? 軽妙洒脱な名文の数々。宮沢章夫がのこした、ゆるく笑える脱力と思索のエッセイ。ロングインタビューも収録。『読楽』連載などを単行本化。 灯をともす言葉 花森 安治(ハナモリ ヤスジ)著 2時間27分 製作:丹後視力障害者福祉センター 暮しと結びついた美しさが、ほんとうの美しさだ−。「美」について、「世の中」について、「暮し」について、「戦争」について。徹底して庶民に寄り添った雑誌『暮しの手帖』創刊者の、時代を超える言葉たちを収録。 名探偵ホームズ瀕死の探偵 〜コナン・ドイル ショートセレクション 2 (世界ショート セレクション 23) アーサー・コナン・ドイル 作  千葉 茂樹(チバ シゲキ)訳  ヨシタケ シンスケ 絵 4時間37分 製作:丹後視力障害者福祉センター 世界一有名な探偵として不動の地位を得ているシャーロック・ホームズ。病のなかにあるホームズが医師であるワトソンをも美しく欺き真理に迫る「瀕死の探偵」をはじめ、「赤毛連盟」「競技場バザー」など全5作を収録する。 その他の録音資料 丹後視力障害者福祉センター製作 デイジー雑誌 図書だより(新刊図書案内) 第245号 48分 木の芽(俳句雑誌) 第578号 1時間17分 第579号 1時間12分 (「木の芽」は配布版も製作しています。ご希望の方は貸出係までお問い合わせください。) 他館製作 デイジー雑誌 にってんデイジーマガジン(月刊) 製作:日本点字図書館 月刊 みんぱく 製作:国立民族学博物館 声の広報 厚生(隔月刊) 製作:日本視覚障害者団体連合 盲導犬情報(年二回) 製作:全国盲導犬施設連合会 コミュニカ(年二回) 製作:全国盲ろう者協会 点字毎日音声版(隔週刊) 製作:毎日新聞社 月刊 視覚障害 製作:視覚障害者支援総合センター (「点字毎日音声版」と「月刊視覚障害」は複製が作れませんので、1枚のCDを順番に利用していただきます。申し込みの早かった方から順番に利用していただきますので、お手元に届くのが遅くなる場合があります。くわしくは貸出係までお問い合わせください。) 一般デイジー資料 令和5年度 食料・農業・農村白書 製作:農林水産省 一般CD資料 東京くらしねっと 第208号 製作:東京都消費生活総合センター 明日(アス)への声 第100号 製作:内閣府 盲導犬くらぶ 116号(2枚組) 製作:日本盲導犬協会 人気図書のご案内 サピエ図書館で人気の点字図書(6タイトル) 取り寄せのためお時間をいただく場合がありますが、当館から貸出できます。 「良かったこと探し」から始めるアクセシブル社会 〜障害のある人の日常からヒントを探る 星川 安之(ホシカワ ヤスユキ)著 全2巻 製作:福島視覚情報サポートセンターにじ 障害者が日常生活で感じている「不便なモノやコト」「良かったモノやコト」を調査。その声に向き合い導入されたシャンプー・リンスの触覚記号などを紹介。「誰かの不便さ」をみんなの「使いやすさ」に変えていくため実例集。 丘の上の洋食屋オリオン 沖田 円(オキタ エン)著 全3巻 製作:福井県視覚障害者福祉協会情報提供センター 両親を失った少女と叔父の心をつなぐトマトソースオムライス、友人と夢を語りながら食べた煮込みハンバーグ。祖母から受け継いだ味を守りながら、くるみは今日も常連客たちを温かい幸せで満たす…。美味しくて心温まる物語。 失踪人 〜磯貝探偵事務所ケースC 小路 幸也(ショウジ ユキヤ)著 全5巻 製作:福井県視覚障害者福祉協会情報提供センター 小樽の料亭旅館〈銀の鰊亭〉で起こった火事騒動を機に警察を辞め、探偵事務所を始めた磯貝公太(イソガイ コウタ)。ある日、失踪した姉を捜してほしいと、国民的俳優から依頼があった。だが、手がかりが少なく…。 かみそり右近 〜中町奉行所内与力 山田 剛(ヤマダ タケシ)著 全3巻 製作:山口県点字図書館 第三の町奉行所として新設された中町奉行所。内与力として組織を一任されたのは、かみそりと畏怖された元盗賊改の一峰右近だった−。異色の内与力が、江戸と長崎、2つの仇討ち事件の裏で蠢く幕閣の思惑と武家社会の闇に挑む! 頻尿・尿もれがみるみる改善する食べ方大全 〜順天堂大学教授・泌尿器科の名医が教える 夜間トイレの回数減!チョイもれ解消! 堀江 重郎(ホリエ シゲオ)、斎藤 恵介(サイトウ ケイスケ)著 全2巻 製作:宮城県視覚障害者情報センター 夜中のトイレが増えると体がどんどん弱っていく。頻尿、残尿感、尿もれ、過活動膀胱…。泌尿器科・抗加齢治療の専門家が、おしっこのトラブルを解消するための、食を中心とした生活習慣を紹介。 ここまでわかった! 縄文と弥生 77の謎 〜新発見に満ちた「日本のはじまり」の旅へ 「ニッポン再発見」倶楽部著 全3巻 製作:名古屋ライトハウス情報文化センター 一万年以上、平和な時代が続いた縄文時代。格差が生まれ、激しい戦争が起きた弥生時代。対照的な二つの時代を生きた縄文人と弥生人はどんな服を着て、何を食べ、どんな家に住み、どんな言葉を話し、何を信仰していたのか─。最新の説も盛り込んだ、「日本のはじまり」の謎がわかる本。 サピエ図書館で人気のデイジー図書(10タイトル) 当館から貸出できますので、お気軽にご連絡ください。 悪逆 黒川 博行(クロカワ ヒロユキ)著 15時間54分 製作:日本点字図書館 偽装倒産をした社長、マルチ商法の親玉…。社会の悪党が次々と殺害される。捜査を巧みに撹乱する犯人の目的とは。知能犯による強盗殺人を追う警察小説。第58回吉川英治文学賞受賞。 戸惑いの捜査線 〜警察小説アンソロジー 佐々木 譲(ササキ ジョウ)ほか著 9時間26分 製作:熊本県点字図書館 入れ墨の男とのトラブルが呼ぶ悲劇、若き警官が追う連続窃盗犯、動機のつかめない放火魔、スパイ容疑のかかったロシア人武官の追跡…。7人の人気作家が描く警察アンソロジー。佐々木譲、乃南アサ、松嶋智左、大山誠一郎、長岡弘樹、櫛木理宇、今野敏著 トヨタの子 吉川 英梨(ヨシカワ エリ)著 20時間35分 製作:日本点字図書館 世界トップメーカーとなったトヨタ自動車の創業者・豊田喜一郎と、孫・章男。二人が辿った夢と苦難を、時を超える「タイムリープ」設定で描く経済小説。 わたしの知る花 町田 そのこ(マチダ ソノコ)著 10時間35分 製作:日本点字図書館 犯罪者だと町で噂されていた老人が、孤独死した。部屋に残っていたのは、彼が手ずから咲かせた綺麗な《花》―。生前知り合っていた女子高生・安珠(アンジュ)は、彼のことを調べるうちに、意外な過去を知ることになる。淡く、薄く、醜くも、尊い。様々な花から蘇る記憶―。これは、謎めいた老人が描く、愛おしい人生の物語。 マリスアングル 誉田 哲也(ホンダ テツヤ)著 12時10分 製作:京都ライトハウス情報ステーション 塞がれた窓、防音壁、追加錠…。監禁目的の改築が施された民家で男性死体が発見された。現場は証拠が隠滅されていて…。警視庁捜査一課殺人犯十一係主任・姫川玲子が新たな事件に立ち向かう! 銀二貫 高田 郁(タカダ カオル)著 8時間57分 製作:堺市立健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター 大坂天満の寒天問屋、井川屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。引きとられた鶴之輔は、名を松吉と改め、商人としての厳しい躾と生活に耐えていく。難儀に耐え、慎ましく生きる市井のひとびとの間を、銀二貫が巡り巡って幸福へと導いていく。 江戸咎人逃亡伝 伊東 潤(イトウ ジュン)著 9時間51分 製作:西宮市視覚障害者図書館 罪人となり地獄の島・佐渡金銀山に送られた杢之助、江戸吉原から足抜けした大見世の花魁・春日野、放召人となった罪人の鷹匠を追うマタギ…。江戸の闇を描く逃亡短篇集。 書いてはいけない 〜日本経済墜落の真相 森永 卓郎(モリナガ タクロウ)著 6時間2分 製作:日本赤十字社北海道支部点字図書センター 「ジャニーズの性加害」「財務省のカルト的財政緊縮主義」「日本航空123便の墜落事件」…。四半世紀に及ぶメディア活動で見聞きしてきた“3つのタブー”に挑み、その背景に存在する真相を描き出す。 認知症は予防が9割 〜ボケない7つの習慣 森 勇磨(モリ ユウマ)著 3時間58分 製作:滋賀県立視覚障害者センター 正しい認知症予防を知り、人生を最後まで自分の意志で駆け抜けよう。予防医学のさらなる普及を目指す著者が、認知症予防のすべてを伝授。知識だけではなく、実生活の中でどのような対策をしていくか、具体的な方法も紹介する。 シルバー川柳 14 ワシだって財布の中はキャッシュレス 全国有料老人ホーム協会、ポプラ社編集部編 51分 製作:日本点字図書館 時短家電覚えるまでに長時間 モテ期きたロマンス詐欺が押し寄せる AIに認知の薬勧められ 頑張った何をやったか忘れたが 社会の新しい事象を取り上げたものなど、シルバー世代の日常を詠んだ、全国有料老人ホーム協会主催「シルバー川柳」の入選作、応募作89句を収録。